1億人に超人気のchatGPTを試してみた(1)
Written by admin on 2023年3月10日 – 12:00
「chatGPT:チャットGPT」とは、会話形式の自然言語での質問に、 AIが答えるものです。出たとたん、人気を博し1週間で100万人のユー ザーの登録があり、現在は1億人という(23年2月6日)。 ◎1日当たり300万人の増加とされ、1995年からのインターネット史上 最速です。日本語が使えます。 https://openai.com/blog/chatgpt 試用版を使ってみたので、その記録を示し、コメントします。 相当、よくできています。その方法は、以下です。 1)インターネットのオープンソース(公開)の情報から、chatGPTが 情報を集め、データベース化する。 2)その際、主流派と判断される情報を、重みを付けて選択する。 3)ユーザーの自然言語の質問を解析し、意味をとって、質問に対す る回答を、自然言語で示す。 なお、2021年9月までの情報をもとにしていますので、最新のものは まだありません。 問題は、何を根拠に、主流派の情報や知識判断するかです。 早速、質問してみます。(2023年3月10日時点)。 2023年1月から、世界的な懸案になっている、新型コロナ人工説とワ クチンに関連する質問とします。 (注)本稿(1)は、有料場・無料版共通とします。 ■1.当方の質問1 ▼新型コロナワクチンが原因という疑いもある超過死亡数についての 見解を、述べてください。 【chatGPTの、AI回答:一字一句そのまま転載】 新型コロナワクチンが原因という疑いがある超過死亡数については、 明確な証拠はまだ出ていません。 一部の報告によると、ワクチン接種後に死亡した人々がいることが示 唆されています。しかし、これらの報告は、検証が必要であり、原因 と結果を結びつける十分な証拠が必要です。 現在、全世界で何百万人もの人々がワクチン接種を受けており、数少 ない報告と比較して極めて低い割合で報告されていることも考慮する 必要があります。(吉田注)2023年2月現在は40億人です。 一方、新型コロナウイルスによる感染症自体が超過死亡数の主な原因 であることは、科学的な研究やデータ分析から確認されています。新 型コロナウイルスは高い感染力を持ち、重症化した場合には死亡率が 高いことが報告されています。このため、ワクチン接種は感染症の予 防と死亡率の低下に大きく貢献すると考えられています。 一般的に、ワクチン接種によるリスクとベネフィットのバランスを考 慮し、厳格な安全性と有効性の評価が行われています。これには、ワ クチン接種後の副作用の監視と報告が含まれています。 これらの情報は、ワクチン接種の安全性と有効性を最大限に保証する ために、常に評価され、適切な対応が取られています。 総合的(吉田(注)アイマイであるが多要素という意味)に考えると、 ワクチン接種は、新型コロナウイルス感染症の予防と死亡率の低下に 効果的であり、現在の科学的知見に基づいて、安全性と有効性が確認 されています。 【コメント】 2021年9月までのデータについての回答ですが、妥当なものでしょう。 TVの、優秀なレベルのMCより、優れている感じがします。 日本語にも誤りはなく、見事です。いずれ、音声にもなって行くでし ょう。学校の教師は、chatGPTより、いい教育ができるのか? ■2.当方の質問2 ▼chatGPTは、何を根拠に、これは主流派の科学的知見であると判断 していますか。また非科学的とする根拠は、何ですか? 【chatGPTの回答】 私(chatGPT)は、この回答が主流派の科学的知見に基づいていると 判断しています。以下は、その根拠です。 1.科学的コンセンサスに基づく回答 主流派の科学界では、新型コロナウイルスによる感染症自体が超過死 亡数の主な原因であるということが、科学的な研究やデータ分析から 確認されています。 また、ワクチン接種による予防効果や副作用の評価についても、厳格 な科学的評価が行われ、その結果が公表されています。 2.信頼できる情報源に基づく回答 私たちは、主流派の科学的知見を尊重するべきであり、信頼できる情 報源からの情報を用いることが重要だと考えています。この回答では、 公的機関や専門家の見解に基づいた情報を参照しています。 一方、非科学的とする根拠としては、以下が挙げられます。 3.陰謀論や根拠のない主張に基づく回答 科学的知見に反する陰謀論や、根拠のない主張に基づいた回答は、科 学的ではなく、信頼性が低いとされています。私たちは、科学的知見 に基づく正確な情報を提供することに、専念しています。 【コメント】 chatGPTが、自動的に、科学的や陰謀論と判断する根拠が問題ですね。 つぎの質問をしてみます。 ■3.質問3 ▼あなたが、科学的な主流派の知見とする根拠は何ですか。 【chatGPTの回答】 現在、新型コロナウイルス感染症に関する科学的な主流派の知見は、 以下のような根拠に基づいています。 1.感染症自体が、超過死亡数の主な原因であることが確認されている。 感染症による死亡者数の統計データから、新型コロナウイルス感染症 が超過死亡数の主な原因であることが確認されています。 2.ワクチン接種による予防効果が確認されている 大規模な臨床試験により、新型コロナワクチンが感染症の予防に有効 であることが確認されています。また実際の接種によって、感染症の 発生率が低下していることが報告されています。 3.ワクチン接種後の副作用は、軽度のものが主体であることが確認さ れている。 大規模な臨床試験により、ワクチン接種後の副作用は、一般的に軽度 のものが主体であることが確認されています。重度の副作用が報告さ れた場合には、綿密な調査や評価が行われています。 これらの知見は、世界保健機関(WHO)、アメリカ疾病予防管理セン ター(CDC)、欧州疾病予防管理センター(ECDC)などの公的機関や、 多数の専門家によって支持されています。 また、これらの知見は、科学的に検証され、常に新しいデータや研究 に基づいて更新されるものとされています。 【コメント】 なるほど、その根拠は、世界保健機関(WHO)、アメリカ疾病予防管 理センター(CDC)、欧州疾病予防管理センター(ECDC)の知見です ね。 ■4.質問4 ▼WHO、CDC、ECDCそのものが、陰謀論に染まっているとすれば、どう しますか? 【chatGPTの回答】 WHO、CDC、ECDCなどの公的機関が陰謀論に染まっているという主張は、 科学的に正当化されるものではありません。 これらの機関は、疾病の予防や対策に関する世界的な権威であり、多 くの専門家から信頼されています。そのため、彼らが陰謀論に染まっ ているという主張は、信頼性に欠けるものとされます。 しかし、常に疑問や批判的な目で、情報を評価することは重要です。 これらの機関の発表や報告に対して疑問を持った場合には、信頼でき る情報源からの情報や複数の情報源を参照し、自己判断を行うことが 望ましいです。 最終的には、科学的知見を尊重し、信頼できる情報源に基づいて正確 な情報を収集し、自己判断を行うことが大切です。 【コメント】 WHO、CDC、ECDCが、正当な科学的知見をもっているかどうか、計算と 情報処理だけをするコンピュータのchatGPTには検証と確認ができな い。根拠になるのは、世界的な権威への信用です。ここに来て chatGPTが、判断根拠としているものの実体が、見えました。 要は、既存の政府機関=または既得権威=信用=chatGPTの判断の根 拠です。しかし、政府機関は制度的なものです。制度は、政治の政策 で変化する人工的で仮のものです。例えば米国の共和党が多数派にな ると、政府機関のスタッフと論が、変わって行きます。 現在、共和党から糾弾されているファウチは、約30年も感染症研究の 世界的権威とされてきましたから、WHO、CDC、ECDCのいうことが正し いとなっています。 chatGPTは、既存の権威を信用に値すると判断する点で、科学的では ない態度です。 ◎科学は、既存のあらゆるものを疑う(デカルト的疑問)から生まれ るからです。太陽系ができたときから地球は自転していましたが、既 得権をもつ教会は公転説でした。 ■5.質問5 ▼科学的、学術的な知見と、政治的主張は、どう区分していますか? 【chatGPTの回答】 はい、科学的、学術的な知見と政治的主張は、区分して考えることが できます。 科学的、学術的な知見は、科学的な方法に基づいて確立された、客観 的かつ再現可能な事実やデータに基づいています。 科学的、学術的な知見は、膨大な量のデータや研究結果に基づいて得 られるため、政治的な影響を受けにくく、常に検証され、更新されて います。 一方、政治的主張は、特定の価値観や利益に基づいて、ある方針や決 定を支持する立場をとることがあります。 政治的主張は、情報やデータを解釈する方法に影響を与えることがあ り、科学的、学術的な知見と一致しないことがあります。 政治的主張は、時には、学術的な知見に基づいていることもあります が、それでも政治的主張は、特定の立場や意見を支持するためのもの であり、科学的、学術的な知見とは異なる側面を持つことがあります。 ■6.質問6 WHO、CDC、ECDCの、新型コロナとワクチンついて言ったことが科学的、 学術的に正しいという判断は、chatGPTは、何を根拠にしたのです か? 【chatGPTの回答】 私が前回回答で述べた通り、WHO、CDC、ECDCは世界的に信頼されてい る公的機関であり、科学的な根拠に基づいて公衆衛生上の方針や対策 を策定しています。 彼らの意見やガイドラインは、国際的な専門家や科学者の意見に基づ いて作成され、公開されています。これらの機関は、常に最新の科学 的知見に基づいて情報を更新し、それらを政府や市民に提供していま す。 また、彼らの公開している文書やガイドラインには、参考文献や根拠 に基づく情報が記載されており、多くの場合、科学的な研究に基づい ていることが確認できます。 これらの機関は、独立した科学者や専門家からのフィードバックを受 け取り、そのフィードバックに基づいて情報を更新することもありま す。 そのため、WHO、CDC、ECDCが新型コロナやワクチンに関する意見やガ イドラインを公開する際には、科学的な根拠に基づいて作成されてい ることが期待されます。 【コメント】 結局は、既存の権威の信用という堂々めぐりになりました(=非科学 的な態度)。 ◎要は、現代の世界で、一般的に世間から権威とされる人やグループ の主張を、chatGPTは取りあげるということです。ここで質問の角度 を変えてみます。 ■7.質問7 ▼権威者ではない吉田繁治氏が書いた「国家破産(2011年)」の概要 を教えてください。 【chatGPTの回答】 「国家破産」という本は、日本の経済状況や財政問題について、吉田 繁治氏が提唱するアイデアや提言が書かれた本です。 本書では、吉田氏が現在の日本の財政状況を「破綻寸前」と位置づけ、 国家が財政破綻に陥る可能性があると警鐘を鳴らしています。その原 因として、高齢化に伴い年金・医療・介護費用が増大していること、 膨大な国債残高や財政赤字があることなどを挙げています。 また、吉田氏はこれらの問題を解決するために、消費税率の引き上げ、 公務員人件費の削減、国有財産の売却、国民年金制度の見直し、規制 緩和など、大胆な改革策を提言しています。 一方で、本書の提言やアイデアには批判もあります。例えば、消費税 率の引き上げは景気低迷の原因となる可能性があるといった見解や、 公務員の人件費削減は公共サービスの低下を招くといった懸念がある といったものが挙げられます。 つまり、吉田氏が提唱する「国家破産」は、経済や財政問題に対する 提言であり、一部には批判もあるものの、現在の日本の状況に対する 深刻な警鐘を鳴らすものとして注目を集めています。 【コメント】 ああ、私の本の内容まで、読んでいますね。国家破産の初版(2011 年)は、PHPで2016年に電子本になってデジタル化されています。そ れでchatGPTのロボットが読んだのでしょう。油断もスキもな い・・・ (ammazon) しかし消費税率の引き上げ、公務員人件費の削減、国有財産の売却、 国民年金制度の見直し、規制緩和など、大胆な改革策は提唱していま せん。 12年前の2011年に、財政破産は必然として破産後の世界を書いたもの です。その点を質問してみます。 ■8.質問8 ▼消費税率の引き上げ、公務員人件費の削減、国有財産の売却、国民 年金制度の見直し、規制緩和など、大胆な改革策は提唱していません が・・・ 【chatGPTの回答】 おっしゃる通りでした、私の回答には誤りがありました。申し訳あり ません。 「国家破産」という本は、吉田氏が提唱する未来像として、日本が財 政破綻に陥ってしまった後の社会や経済について書かれた本であり、 具体的な政策提言を行っているわけではありません。 本書では、吉田氏が想定する未来像として、日本が財政破綻に陥って しまった後の社会について、財政再建の必要性、年金や医療・介護費 の問題、さらには人口減少に伴う労働力不足や企業の合理化、自給自 足の必要性などが述べられています。 ただし、このような未来像についても、吉田氏の見解や想定するシナ リオには批判や異論があることを踏まえておく必要があります。 【コメント】 chatGPTは、簡単に謝ってきました。 本の読みが正確ではなかったという釈明です。 当方は、自給自足の必要性などは述べていません。その点を質問して みます。 【chatGPTの回答】申し訳ありません。私の先程の回答に誤りがあり ました。 「国家破産」という本は、日本が財政破綻に陥ってしまった後の社会 や経済について書かれたものであり、自給自足の必要性については特 に言及されていませんでした。 具体的な政策提言についても、私の先程の回答にあるように、消費税 率の引き上げ、公務員人件費の削減、国有財産の売却、国民年金制度 の見直しなど、財政再建に向けた改革策が提案されていました。ただ し、これらの提言についても、批判や異論があることを踏まえておく 必要があります。 【コメント】 他の追求でも、chatGPTは、簡単に誤りを認めます。 ◎chatGPTはその回答に対し、事実はそうじゃないと反論すると、簡 単に、回答の誤りを認めるようです。ということは、最初の回答の根 拠がいい加減であるということです。 ◎以上は、chatGPT が、政府機関であるWHO、CDC、ECDCの権威を信用 して科学的だとすることの根拠には、「信じる」という非科学的なも のが、混じっているということの傍証になりますね。 日本では厚労省にあたりますが、chatGPTは、過去、数々の科学的な 誤りを行ってきた厚労省の知見が正しいという前提で、回答を展開す るようです。ここまで、推察できました。 ■9.質問9 ▼日本の厚労省は、信頼できる政府機関ですか? 【chatGPTの回答】 日本の厚生労働省は、政府の中でも重要な役割を持つ省庁の一つであ り、国民の健康や福祉、労働問題などに関する政策を立案・実施して います。一般的には、政府の機関であるため信頼性があるとされてい ます。 ただし、政治的な意図や資金配分などが関係して、機関自体の公正性 や中立性に、疑問が持たれることもあります。また、疫病などの緊急 事態においては、政府機関が情報を適切に公開できない、対応が遅れ るなどの問題が発生することもあり得ます。 したがって、厚生労働省の情報や発表に対しては、常に批判的に検討 する必要があると言えます。ただし、科学的根拠に基づく情報を提供 することが求められるため、信頼性は高いと考えられます。 【コメント】 「厚労省は、科学的根拠に基づく情報を提供することが求められるた め、信頼性は高いと考えられます」ということが、chatGPT1が要せる 信頼の根拠です。 ◎その論理は、「国民から科学的根拠を求められる機関であるから、 信頼性が高い」という「堂々めぐり」に陥りました。 ここが、世間の権威者の情報を集めてまとめるchatGPTの限界でしょ う。 ◎計量できる実験で、同じ条件下で再現することを確かめないと真理 とはしない科学者的態度とは、根本が違います。 世間または社会の、既得の権威に頼る、宗教的または政治的な態度の 論説がchatGPTです。その点に、危険もあります。 しかし現時点で、ここまで深い回答ができることは、驚きです。 今後、1億人~5億人からの、質問と反論に晒されることによっても、 深層学習を続け、自動的に賢くなって行くからです。質問と回答も保 存されています。 【コメント】 現在、世界的なインフレと金利の上昇が問題になっています。 これはフィリップス曲線が、現在も有効かどうかの問題です。 専門的ですが、質問してみます。 ■10.質問 ▼FRBが信じているように見えるフィリップス曲線は、正しいと思い ますか 【chatGPTの回答】 フィリップス曲線は、失業率とインフレ率の間に負の相関があること を示す経済学のモデルです。 ただし、過去の研究に基づいて得られたフィリップス曲線は、現代の 経済状況に適用されないことがあります。 また、このモデルが現代の経済にどのように適用されるかについて、 経済学者の間でも意見が分かれています。 したがって、私はフィリップス曲線が正しいかどうかについて、明確 な回答を出すことはできません。ただし、経済学者がこのモデルに対 する見解を深めていくことで、より正確な予測が可能になることが期 待されます。 【コメント】 これは、妥当な回答ですね。 新聞記者が書く、利上げについての経済報道や論説も、変わって行く のではないか? ■11.結論 現在の主流派または権威者の論説と学説を、その根拠を明らかにせず (検証せず)信じるという態度から、chatGPTには「科学的な論文は 書けない」ことが明らかになりました。 【将棋と囲碁の事例】 将棋や囲碁では、深層学習型のAIが、プロのトップ棋士に勝つ力を持 っています(2015年~)。これは、将棋と囲碁にはルールがあり、そ のルールは不変だからです。例えば角は、斜めにしか進めない。 ルールが変わると、ゲームは、成り立たない。ルールが有限個だから、 将棋の変化は、無限ではなく、有限個になる。有限個の変化を、総当 たりで網羅して200億手を数分で読むAI型プログラムが、手を読むこ とがはるかに遅い人間に、勝つのです。人間がもつ少ない変化の直感 での手筋では、負けるからです。 現在、将棋のTV中継では、最大で200億種の変化を、10分くらいの総 当たりで読んで最善手を示しています。人間は、200億種の変化は、 とても読めない。このためAI将棋が勝つ。囲碁将棋は、明示された ルールで成り立つ、有限個の変化のゲームです。 【複雑系の経済と自然】 しかし、経済と自然現象の変化のルール(=法則)は、ごく一部しか 発見されていません。このため、AIでは、現在のルール以上の真理は、 発見できないのです。 このため、chatGPTは「権威ある人や機関の仮説を正当」とする、信 用の堂々めぐりに、陥っています。 ここが、現在のChatGPTの限界であり、遠い将来も、限界のママでし ょう。(注)仮説とは、検証が十分にはできていない論説です。学問 は、仮説です。 深層学習型のAIには、もともと、限定されない多要素の、総合思考能 力(これが直感)は無い。結果は多数決である統計的計算、あるいは 集計の能力しかないのです。 ■13.chatGPTの副作用 chatGPTは、既得権のあるエスタブリッシュメント以外が出した仮説 の多くを、陰謀論として抑圧します。エスタブリッシュメント(その 頂点は政府)が、正しく仮説を出しているのなら、これでもいい。 しかしエスタブリッシュメントは、しばしば政治(=成果の分配)で あり、偏向した仮説を出すこともあります。 政府に関連した機関や、研究所、学者の言うことが「常に正しい」と は、全くいえない。ところがchatGPTは、その根では、コンピュータ が計算できる,仮の重み(パラメータ)を付けた多数決を、ロジック にしているのです。 以上は、chatGPTに対する、初回の検証です。 【要は多数派が信じる仮説】 ◎多数派の仮説が何であるかを知るのには、とても有効です。 しかし多くが政府系である主流派以外を、検証することもなく陰謀論 とするのは、大きな問題でしょう。chatGPTの作成目的が、そこにあ ったのかと思えるくらいです。 chatGPTの回答と、添削してつないで書いた論文も、登場しているよ うです。これは、AIで指摘できるという。使用説明などは、AIdで書 けます。読めるレベルの自動翻訳もできる。 仮想空間のアバター(デジタル化身)と、chatGPTは100%野確率で連 結されます。SF映画的な、パラレルワールドです。 フィクションの映画やTVができた20世紀初頭に、世界はどう変わった か、研究が必要です。アバター(デジタル化身)とchatGPTはフィ 1kuションが現実に食い込む糊塗だからです。 そういえば、当方も、コロナのためもあって、3年はインターネット のPCディスプレーの仮想空間で原稿を書いて、講演と会議への出席を しています。医師の診断・治療もこうなって行くでしょう。 ホワイトカラーのリモート・ワークも、オフィスが仮想空間である点 で同じです。こうしたものが、2025年の近未来への変化かも知れない。 バルト海のエストニアでは、世界最速で、デジタル政府になっていま す。 量子コンピュータの2040年には、一体どうなるか? 【AIが代行できないワークが高給になる】 アバター型のロボットとchatGPTでは代行できない、直接にモノや人 に触れるエッセンシャルワーク(AIで置き換えられない現場労働j) が、エリートになるのではないか。 美容師が、現代の金融のような、最高の高給取りとか・・・2000年の 社会構造の、大転換です。エリートと管理は、要は、数字と文字のシ ンボリックワークなので、意思決定をする経営層すらAIで代行できる のです(コーディネータの重み付けに1人いればいい)。 希望労働者が、需要より多数になる業界では、賃金は、下がります。 金融の運用業(ファンドマネジャー)は、信用通貨の金額が大きくな ったので、需要が増えて、平均所得が上がってきたのです。 【リスク・パリティ型のポートフォリオは、AIが行える】 ポートフォリオ(分散投資)でヘッジの効いた運用なら、深層学習の 方法で、リスク・パリティは事前計算ができるので、AIで可能です。 (注)リスク・パリティは、種類の違う金融商品(債券、株、コモデ ティ、外貨)を、その変動幅(標準偏差の逆数)で加重平均してもつ 分散投資です。リスク(変異係数)が1/2なら、2:1でもつという意 味です。 リスク・パリティでは、確実な金利の国債が増えて、大きな利益はな い。年率5~6%程度の、国債並みの利回りです。株価指数では30年で 見ると8%/年の利益です(米国S&P500:30年で約10倍)。大きな資 産は、短期売買ではなく指数株を買って持ち続けることで作れられま す。ポートフォリオのないアクティブな短期売買を続けると、初期の 資産を失う人が80%から90%似鳴るでしょう。 長期で見れば、人間のアクティブなファンドマネジャーは、受動的な 平均指数以上の利益は上げていません(『敗者のゲーム』)。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【無料版:読者アンケート&感想の、項目のメド】 1.内容は、興味がもてますか? 2.理解は、進みましたか? 3.疑問な点は、ありますか? 4.その他、感想、希望テーマ等 5.差し支えない範囲で、横顔情報があると、テーマ設定と記述の際的 確に書くための、参考になります。 気軽に送信してください。感想は、励みと参考になり、うれしく読ん でいます。質問やご要望には、可能なかぎり回答をするか、あとの記 事・論考に反映させるよう努めます。返事や回答ができないときも全 部を読み、頭にいれています。読者の率直な感想・意見・疑問・質問 は、考えを広げるのに役立ちます。 著者のメールアドレス:yoshida@cool-knowledge.com 購読方法と届かないことに関する問い合わせは、ここにメール(↓)。 reader_yuryo@mag2.com 配送の管理は、著者ではなく配信サイトの「まぐまぐ」が行っていま す。著者は、どこに配信されたか、分からない仕組みです。 ■1. 有料版の新規登録は、最初、無料お試しです(1か月分)。 その後の解除は自由です。2か月目から、消費税込みで660円が課金されます。 (1)『会員登録』で支払い方法とパスワードを決めたあと、 (2)登録方法を案内する『受付メール』が送ってきて、 (3)その後、『購読マガジンの登録』という、安全のための2段階の 手順です。 【↓まぐまぐへの会員登録と解除の、方法の説明】 http://www.mag2.com/howtouse.html#RSegist 登録または解除は、ご自分でお願いします。 著者は、登録、解除を行うことができません。 (有料版↓) http://www.mag2.com/m/P0000018.html ■2.購読に関する問い合わせ窓口 (まぐまぐの事務局がメールで対応します)。 http://help.mag2.com/contact.html ・・・以上 ~~~ ◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます ※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです ◎ビジネス知識源:経営の成功原理と実践原則 の配信停止はこちら ⇒ https://www.mag2.com/m/0000048497.html?l=hpt0a0092e |