アベノミクス・パート2に必要なことは賃金の上昇
Written by admin on 2014年12月9日 – 09:00
おはようございます。早くも、12月の半ばです。気温も低い。年々、 時間が速い感じを受けるのは、1年に、だれでも確実に1歳の年齢を 重ねるせいでしょうか。 ▼年齢とともに短くなる心の時間 千葉大学の、一川誠心理学教授が、4歳から82歳までの3500人に、 「3分と感じたときボタン押してもらう」実験をしたという。 時計の3分を100とすると、9歳以下では98、10代103、20代105、30 代105、40代106、50代112、60代105、70代108でした。 50代以上にバラつきが見えますが、ならせば、ほぼ3歳上がるごと に、心の時計は実際の3分より1秒の割合で長くなっています。 70代の人たちは、3分14秒を3分と感じることが多いということです。 それだけ、心の時間は、短い。3分より長い、たとえば3時間では、 20代と50代では1時間くらいの差がでるかもしれません。 人が時間を長く感じるのは、新しいもの、びっくりするもの、珍し いもの、印象に強く残るものに接したときであるという。 新鮮な驚きや珍しさがないとき、時間は短く感じる。年齢を重ねる と、いろんな経験が記憶で重ります。このため新しいものへの驚き が減ります。心が刺激されない時が長いと、人は、経った時間は短 く感じているようです。 こうした時間感覚は、生活、仕事、人生観で重要なことです。2年 先が、永遠に遠いように思えるか、すぐに来るように思えるか、で す。あなたにとって、2年先は遠い時間でしょうか。大学のときの 教養学部の2年間は、誰にとっても長かったことでしょう。 2013年現在、日本人の平均年齢は、45.5歳です。約10年先の2025年 には3歳上がって48.3歳になります。2035年には49.9歳です(厚労 省)。その後は、平均年齢で50歳を超えます。 日本人全体の心の時間は、毎年短くなって行くでしょう。10年先に は、「高速に、あわただしく時間が過ぎた。」と感じるに違いない。 ▼2年前の12月も、総選挙だった 民主党の野田政権のあと、安倍政権が誕生したのは、2012年の12月、 まさに2年前、衆院選挙の圧勝によってでした。 鳩山、管、野田と続いた民主党政権の支持率は、出発当時は60%あ った野田政権も20%になっていました(12年12月)。 1人1区の小選挙区では、中選挙区と違い、世論調査での政権の支持 率が30%を割ると、壊滅的な負けになります。 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5236a.html 従来から、もっとも偏りの少ない世論調査の結果を出してきた共同 通信の調査では、安倍政権への支持は43.6%、不支持が47.3%です。 政党の支持では自民が28%、民主は10.3%です(11月28日、29日)。 政権と自民への支持が、積極的に高いとは言えません。政権への不 支持は47.3%と支持より高い。しかし野党の政策と、野党への国民 支持がまとまっていません。野党が自滅します。このため、自民は 小選挙区では20名くらい減らしても、前回につぐ圧勝でしょう。民 主が弱すぎます。 (注)現状は自民294名、公明31名、国民新党1名、連立与党で326 名(衆議院の定員480名のうち68%:2/3以上)。野党は民主党57名、 維新54名、みんなの党18名、未来の党9名、共産党8名、社民党2名、 大地1名、無所属5名でした。今回の定員は480名から5名減って475 名です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <Vol 317:アベノミクス:パート2に必要なことは賃金の上昇> 2014年12月9日:無料版 【目次】 1.実体経済のリセッションと、金融経済のバブルの同居 2.バブル的な金融経済(株価、円安、マネー) 3.実体経済はリセッション 3-1(1)減少したGDP 3-2(2)家計の収入と消費 3-3(3)大幅な円安でも輸出数量が増えない。 3-4(4)決定的なこと。賃金の上昇が、遅れている。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■1.実体経済のリセッションと、金融経済のバブルの同居 〔実体経済〕実体経済は、所得、家計消費、住宅投資、企業の設備 投資、在庫投資、政府消費(政府予算)、公共投資、輸出、輸入で す。企業の売上と利益、及び物価、賃金も、実体経済です。 〔金融経済〕他方、金融経済は、金利、マネー、外為、国債価格、 債券価格、株価、不動産価格などです。 2012年12月からのアベノミクス以降、金融経済では、バブル的な上 昇が見られます。他方、実体経済では、消費税増税以後(2014年4 月~)、2期連続で実質GDPがマイナスする、リセッションです。 (注)政府とメディアは、リセッション(=不況)とは、決して言 いませんが、実質GDPの2期連続のマイナスは、IMFの定義では、大 きな景気後退を示すリセッションです。海外のメディア(FT紙、WS J紙)には、この11月から12月は連日、「リセッション陥った日 本」という見出しが踊っています。 ■2.バブル的な金融経済(株価、円安、マネー) ▼(1)2倍に上がった株価: 2012年10月の株価(日経225社平均)は、8815円でした(月中平 均)。2012年の10月からの円安とともに、上がり始めました。途中 で停滞はあっても(2013年夏、2014年春~夏)、2014年12月は1万8 000円の大台に届きました。2年で約2倍という、バブルの時期にし かない急騰です。 円安→輸出企業の利益増加→海外と政府機関による株購入→株価上 昇です。 日経平均の予想PER(現在の株価÷15年3月期予想純益)は、16.82 倍です。予想PERで15倍前後(予想純益の15年分の時価総額)が、 現在の、国際的な基準と見ていい。10%~15%、具体的な金額では 日経平均で、1800円から2700円のバブルが含まれているでしょう。 この株価バブルは、言うまでもなく、政府の「株価押し上げ策」が 誘導したものです。押し上げ策は2項です。 ・円安への誘導のための、政府、日銀主導でのドル買い、 ・130兆円の年金基金を運用している政府機関GPIFによる株式運用 への増加、です。(注)株を買う資金原資は、保有国債の日銀への 売りです。 ▼(2)53%の円安: 2012年10月は、今から見れば架空のことのように思えますが、$1 =78円(月中平均)でした。 日本政府が主導したドル買い(ドル国債買い)に、欧州系ファンド の円売り・ユーロ買い、米国系ファンドの円売り・ドル買いが重な り、急激な円安・ドル高、ユーロ高に向かっています。2014年12月 には、$1=120円の水準で、12年10月に比べて53%も円安です。 ▼(3)日銀の2年間での通貨増発が142兆円 日銀が発行に関与する通貨は、(1)紙幣と、(2)日銀当座という 預金マネーです。両方がマネタリー・ベースです。経済へのマネー の供給のもとになる基礎マネーという意味のものです。 2012年11月の紙幣の発行額は86兆円で、日銀当座預金は47兆円でし た。マネタリー・ベースは〔86+47=133兆円〕でした。 86兆円(86億枚の1万円札)の紙幣が5300万の世帯、260万社の企業、 そして金融機関に出回っていて、金融機関が日銀に預けた預金が47 兆円だったということです。 直近の2014年11月は、紙幣発行は87兆円でほぼ同じです。しかし、 金融機関が日銀に預ける当座預金額は、170兆円に膨らんでいます。 マネタリー・ベースは〔87+170=257兆円〕です。 日銀が金融機関から買って保有している国債残は251兆円に膨らん でいます。2012年11月末は、国債保有が116兆円でした。 2年間で135兆円(1年で67.5兆円)、日銀が国債を買い上げていま す。この国債購入の増加が、2012年11月に比べたときのマネタ リー・ベースの〔275-133=142兆円〕の増加です。日銀は、金融機 関から国債を買い、その代金を銀行がもつ当座預金に振り込んでい て、これを「量的緩和」と言っています。金融危機以外の、普通の 時期には、決して行わないことです。 日銀が「異次元緩和」と言いつつ、2年間で142兆円のマネタリー・ ベースを増やしたにもかかわらず、国内の実体経済には、ほとんど 回っていません。(このブタ積みは、異常なことですが、事実で す) https://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/acmai/release/2012/ac121130.htm/ 最大手の三菱UFJフィナンシャル・グループは、日銀に国債を8兆円 売っています(14年3月期)。国債を売って得た8兆円の現金は、海 外貸し付けと海外債券(米国+欧州)の増加になっているだけです。 国内には回っていないのです。 日本の長期金利が0.44%(14年12月)と極度に低い。米国の長期金 利は2.25%(10年国債:12月)であるため、1.8%の利ザヤ(イー ルド・スプレッド)があり、日本の余剰マネーは海外に流出してし まうのです。 国内では長期金利が0.44%であり、企業や世帯への貸付金利は、平 均で1.1%でしかないからです。国債を売ったマネーを国内に貸す より、海外の債券や貸付で運用したほうがいい。 (注)同行の、海外債券の増加は2.5兆円、海外貸付増加が8.4兆円 です(14年3月期決算IRの10ページ:13年3月末比↓)。 http://www.mufg.jp/ir/presentation/backnumber/pdf/slides1403.pdf ■3.実体経済はリセッション 日銀が異次元の量的緩和として、金融機関の保有国債を買って増発 した140兆円もの現金は、金融機関がもつ日銀当座預金の現金の増 加140兆円になっているだけで、「ブタ積み」されています。 理由は国内で運用(債券の買い及び貸付)するときの金利が、低す ぎるからです。このため、国内の実体経済には、マネタリー・ベー スとして増えた140兆円ものマネーは回らっていない。このためGDP は低下し、円安でも輸出数量は増えず、個人の所得も増えていませ ん。個人の所得が、物価上昇(3.3%)以上には増えていない。こ のため、家計の消費は、減っています。 ■3-1(1)減少したGDP 消費税増税後のGDPは、〔2014年4-6期〕が年率でマイナス6.7%で した。増税後3か月の反動減から回復し、GDPで2%程度のプラスに 転じると見られていた〔7-9月期〕も、ふたをあければ年率でマイ ナス1.9%(確定値:内閣府)になっていて、衝撃が走ったのです。 2期連続マイナスはリセッションです。まさに、「増税リセッショ ン」が襲っています。根底の理由は、家計の実質所得の2.1%の減 少です。実質所得は、〔手取りの名目所得-物価上昇〕です。 http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_mr.pdf ■3-2(2)家計の収入と消費 手取り額の名目金額(10月:48万8273円:2人以上の世帯:共稼ぎ を含む)は、世帯では、前年比で1.2%増加しています。しかし、 消費税分(約2%)を含む物価上昇が3.3%あるため、実質では2.1 %減少しています。 指数で言うと消費者物価は1033に上がったのに、5300万の平均世帯 の所得は1012にしかなっていない。このため、商品購買力では21分 (2.1%)落ちた。この実質所得の減少が原因になって、消費支出 額は、実質では4.0%(2014年10月)も落ち込んでいます。 http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_mr.pdf この事態は、増税前に政府とエコノミスト達が想定していた〔7-9 期〕の、実質プラス2%とは、6%もの乖離(かいり:幅)です。 所得増加率が、物価の上昇よりが低いためこうなる。日銀の生活意 識調査では、「生活にゆとりがなくなってきた」と答えた世帯が48. 5%(ほぼ半分)に増えています(2014年9月)。これは、6か月前 には、38.1%だったのです。 http://www.boj.or.jp/research/o_survey/ishiki1410.pdf 所得の増加に転じないと、「消費税抜きの物価上昇目標を2%にし ているアベノミクスは生活を苦しくする」という結果になります。 ■3-3(3)大幅な円安でも輸出数量が増えない。 30%~53%の円安でも、輸出の数量が増えない。量的緩和の政策が 狙ったのは、円安でした。中央銀行が、マネーを増発することは、 その通貨の価値(購買力)を下げて、通貨安に向かうことでもある からです。 政府は、円安によって輸出が増え、輸出が増えることによってGDP が増え、それが企業所得の増加になって、賃金が上がることを目論 んでいました。しかし、ここで経産省にとっての想定外のことが起 こります。「海外での日本製品の価格が下がる円安でも輸出数量が 増えない。」 理由は、リーンマン危機後の円高($1=120円→80円)に懲りてい た、輸出企業はとくに2010年以降、海外に、工場を移転していたか らです。(米国の、ドル高の1980年代のような変化でした) 輸出の増加は実質では、〔2014年1-3期〕が+6.4%、 〔4-6期〕+0.5%、〔7-9期〕は+0.2%にすぎません。 他方、GDPのマイナス要素である輸入は、海外物価が上がったにも かかわらず、〔1-3期〕-5.4%、〔4-6期〕+0.7%、 〔7-9期〕-0.1%と減っていません(実質)。 円安と物価上昇の要素を入れた名目金額では、〔14年1-3期〕は、 輸出が83兆円、輸入が103兆円です。〔4-月期〕は輸出83兆円、輸 入96兆円、〔7-9期〕は輸出85兆円、輸入100兆円です。 (注)数値はいずれも年率換算値です。 〔2014年7-9月期(シチ・キュウキと読む)〕の貿易赤字は15兆円 と、GDPで3%ものマイナス要素にもなっています。 1979年の第二次石油危機のあと、ほぼ30年ぶりに貿易赤字になった のは、東日本大震災を原因に生産のサプライチェーンが切れた〔20 11年3-6期〕でした。当時は一時的な赤字だと思われていた。とこ ろが、その間、新設の工場の海外移転が、激しく進んでいたのです。 4年連続で、わが国の貿易は赤字です。2011年-7兆円、12年-10兆 円、13年-17兆円、14年-15兆円です。国内で作ったものを輸出し て、貿易が黒字になる時代は過ぎてしまった。(↓12ページ目) http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/files/2014/qe143_2/pdf/jikei_1.pdf ■3-4(4)決定的なこと。賃金の上昇が、遅れている。 株価は上がった円安でも、実体経済の輸出が増えず、GDPも伸びな いため、個人の所得も、物価上昇以下しか増えていません。 実は、2015年、2016年の経済の予測も簡単です。 「家計所得の増加がない限り、GDPは増えない」 家計所得の中で最も多いのは、事業所に勤務する人の、賃金です。 賃金は一律に平均でとらえることはできません。金属年数と年齢が 変化するからです。以下は、総務省の、賃金統計です。男子高卒と 大卒のみを示します。 【男子高卒:全業種 平均月額給与】 平均年齢 勤続年数 給与/月 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 1995年 40歳 13年 34.4万円 2000年 41歳 14年 34.9万円 2005年 42歳 14年 33.2万円 2010年 43歳 14年 32.5万円 2011年 43歳 14年 32.2万円 2012年 43歳 14年 32.2万円 2013年 43歳 14年 32.1万円 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【男子大卒:全業種 平均月額給与】 平均年齢 勤続年数 給与/月 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 1995年 38歳 12年 41.7万円 2000年 39歳 12年 42.6万円 2005年 40歳 13年 43.7万円 2010年 41歳 13年 42.9万円 2011年 41歳 13年 42.8万円 2012年 41歳 13年 42.9万円 2013年 41歳 13年 42.5万円 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ いずれも2000年から2005年くらいが月間固定給(定額分)の頂点で す。高卒42歳(勤続14年)の平均は、34.9万円でした(2000年) 大卒40歳(勤続13年)での平均は、高卒より10.5万円高い43.7万円 でした。 それ以後、2000年代は、固定給の名目額は増えず、微減しれていま す。 こうした中で、消費税とともに物価が3%以上も上がれば、GDPの60 %を占める世帯消費は減って、わが国のGDPは、将来も増えること がない。なんとしても、個人の賃金を、年率3%くらいで増やす、 マクロの経済政策を実行せねばならない。 2014年までのアベノミスは、2年間で140兆円の、日銀による量的緩 和によって、 (1)53%の円安を誘導し、 (2)株価に2倍に上げました。 しかし、実体経済での、 (1)世帯所得の増加、 (2)世帯消費の増加、 (3)輸出の増加は、果たしていません。 2014年の消費者物価は、税込みで3%上がってしまいました。 2015年は、政府が主唱して、賃金を3%以上上げねばならない。 もしこの賃金の上昇が果たせないないなら、3%上げた消費税を撤 回し、5%に戻すことを行わねばならない。賃金が上がることがな いのに、税込みの物価が上がると、GDPは縮小に向かうからです。 間違った政策は、正さねばならないのです。財務省は猛然と反対し ますが、選挙後の政治が、その反対を押し切ることです。 ・3%の消費税の撤回か、 ・3%の賃金の上昇か、いずれかを政策化せねばならないのです。 物価が上がりつつ、GDPが縮小に向かえば、賃金は増えることはで きず、経済は縮小のスパイラルに陥ってしまいます。もし2015年に、 そうなるという認識が出ると、2倍に上がった株価は暴落します。 そうなってはいけないのです。(注)実質GDPが減れば、所得税が 大きく減るので、消費税増税分による増収も、効果が消えます。 【後記】 日経平均で1万8000円に上げた株価を見て、証券会社は沸(わき) き上って、2万円、2万2000円もあると言っています。これは危険で す。 実体経済(GDP)の上昇がなく、企業の利益の増加がない株価上昇 は、バブルであり、その後(2015年1月)になって、FRBの量的緩和 の停止(2014年10月)から、米国金利が上昇し始めた途端に、暴落 するからです。暴落の原因は、今回のような「根拠のない株価上 昇」です。 (注)政府部門が買うから株価が上がるというのは、実体経済の、 企業の利益という根拠がないものです。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【ビジネス知識源アンケート:感想は自由な内容で。 以下は、項目の目処です】 1.内容は、興味がもてますか? 2.理解は進みましたか? 3.疑問点、ご意見はありますか? 4.その他、感想、希望テーマ等 5.差し支えない範囲であなたの横顔情報があると、今後のテーマ と記述の際、より的確に書くための参考になります。 気軽に送信してください。感想やご意見は、励みと参考にもなり、 うれしく読んでいます。時間の関係で、質問への返事や回答ができ ないときも全部を読み、共通のものは、記事に反映させるよう努め ています。 【著者へのひとことメール、および読者アンケートの送信先】 yoshida@cool-knowledge.com ◎購読方法と届かないことに関する問い合わせは、ここにメール → reader_yuryo@mag2.com ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ■1.有料版は、新規に登録すると『無料で読めるお試しセット』が 1ヶ月分送信されます。以下は、最近のものの、テーマと目次の項 目です。興味のある方は、登録し、購読してください。 ▼有料版の目次:2号分を掲載しました。 毎週、質の高い、本格的な論を展開する有料版は、いかがでしょう。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ <735号:円安は、基調として定着する変化になるのか> 2014年10月15日 【目次】 1. 2012年代以降の日本にとって、円安は、国益のプラスか? 2. HFTが50~70%になったことによる市場変化 3.50日間上げて、1週間で下げた日経平均 4.郵貯によるドル買い・円売り 5.超金融緩和の上の、国債価格と株価 6. 輸入超過の国になった日本 7.認識に先立つ変化 8. 構造的な貿易赤字国になった後の円安は、国益を減らす 9.政府が犯した、政策の誤り 10.構造的な貿易赤字国には、円高が国益 <736号:中国の不動産バブルの、崩壊の様式(1)> 2014年10月22日 【目次】 1.香港の、街角の不動産屋にて 2.中国の、所得の格差を示すジニ係数 3. 西南財経大学が出したジニ係数0.61が示す、とんでもない格差 4.中国の個人所得の推計(0.61という所得のジニ係数からの推計) 5.香港の庶民的な住宅の価格は、バブルか? 6.中級以上の住宅価格とローン 7.2000年代の、銀行資産の急増 8.中国の住宅の買い方は、日本や米欧とは異なる 【後記】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ まぐまぐの有料版では、新規に月中のいつ申し込んでも、その月の 既発行分は全部を読むことができます。最初の1ヶ月間分は、無料 お試しセットです。その後の解除は自由です。継続した場合に、2 ヶ月目の分から、課金されます。 (1)『会員登録』で支払い方法とパスワードをきめた後、 (2)登録方法を案内する『受付メール』が送ってきて、 (3)その後、『購読マガジンの登録』という3段階の手順です。 【↓まぐまぐ会員登録と解除の方法】 http://www.mag2.com/howtouse.html#regist ◎登録または解除は、ご自分でお願いします。 (まぐまぐ有料版↓) http://www.mag2.com/m/P0000018.html (まぐまぐ無料版↓) http://www.mag2.com/m/0000048497.html (以上) ■2.「まぐまぐの有料版を解約していないのに月初から届かなく なった。」との問い合わせが、当方にも多いのですが、ほとんどの 原因は、クレジットカードの「有効期限切れ」です。 なお、登録情報の変更は、まぐまぐの『マイページ ログイン』の 画面を開き、登録していた旧アドレスとパスワードでログインして 出てきたマイページで、メールアドレス、パスワード、クレジット カードを新しいものに変更できる仕組みです。クレジットカードの 変更、送信メールアドレスの変更、パスワードの変更などに使って ください (マイページ・ログイン↓) https://mypage.mag2.com/Welcome.do または↓ https://mypage.mag2.com/mypage/creditcard/CreditCardMenu.do 新しいカードと有効期限を登録すると、その月の届かなかった分を 含んで、再送されます。 【お知らせ】 新しいメルマガ配信サイトの『フーミー:Foomi』からなら、(1) 銀行振り込み、(2)ケータイキャリア決済、(3)コンビニ決済で、 有料版の購読ができます〔↓〕。 クレジットカードの登録がイヤ な方はご利用ください。 http://foomii.com/00023 ◎ビジネス知識源:経営の成功原理と実践原則 のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://archive.mag2.com/0000048497/index.html |