臨時号:数値の誤りの修正と、13週目ピークの説明
Written by admin on 2020年2月28日 – 17:00
前号の、数値の1行目に誤りがありました。 ▼(1)2週目の計算を、 <2週目(1月15日):100人×2の2乗=100人×2=200人>としていま した。これは、計算の誤りでした。 <2週目(1月10日):100人×2の2乗=100人×4=400人>が正しい。 お詫びして訂正します。3週目以後は同じです。以下に再掲します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【10.新型コロナの感染数のモデル(日本)】 2週目(1月10日):100人×2の2乗=100人×4=400人(訂正) 3週目(1月17日):100人×2の3乗=100人×8=800人(同じ) 4週目(1月24日):100人×2の4乗=100人×16=1600人 5週目(1月31日):100人×2の5乗=100人×32=3200人 6週目(2月 6日):100人×2の6乗=100人×64=6400人 7週目(2月13日):100人×2の7乗=100人×128=1万2800人 8週目(2月20日):100人×2の8乗=100人×256=2万5600人 9週目(2月27日):100人×2の9乗=100人×512=5万1200人 (注)現在の実数での感染数は、この5万人付近でしょう。PCR検査の、 クルーズ船を除く総数が、1846人と少ないので、発覚した感染数が少 ないだけです。 10週目(3月5日) :100人×2の10乗=100人×1024=10万2400人 11週目(3月12日):100人×2の11乗=100人×2048=12万4800人 12週目(3月19日):100人×2の12乗=100人×4096=40万960人 13週目(3月27日):100人×2の13乗=100人×8192=81万9200人 ・・・感染率が2人を保てば、14週目に164万人が想定できます。 現状のままなら、ピークは、3月末の82万人の感染でしょうか。現在 の中国の、公式発表の10倍ですが、中国の7.7万人とされる現在の感 染数も、実数は10倍しなければならないでしょう(2月末時点)。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (注)週間感染率が「2」というデータは、LANCET誌も示しています。 ▼(2)ピークの時期13週についての、捕捉説明 インフルエンザを、発生(実際は発覚)から7週で収束としたのは、 過去のインフルエンザの受診・検査による発見数の、指数関数グラフ からの平均です。厚労省と米国に多数の事例があります。 日本での新型コロナで、13週目をピークとしたのは、以下の理由によ ります。中国政府が、20年1月まで公式に認めていなかったので、入 り組んでいます。 (1)中国では、2019年の11月中旬のいずれかの日が、初期発生と見 られます。 (2)12月には、症例が出ましたが、その時は、「単に感染症」とさ れていました。あとで亡くなった眼科医の李文亮氏が「SARSのような ものだ。7人の症例がある」とSNSでいったのが、2019年の12月下旬で した。 政府は警告を無視し「社会の不安をあおる」としてSNSを削除してい ます。李文亮氏と他の7人は、当局から捜査されています。1月になる と中国政府は誤りを謝罪し、インターネットで顔も晒した李氏は、中 国の英雄になっています。(英国BBCの記事) https://www.bbc.com/japanese/51409970 (3)このときは、すでに、新型コロナが相当に蔓延していたと思わ れるのですが、政府によって否定され、通常のインフルエンザからの 肺炎のように扱われていました。 (4)中国政府が、研究者によるPCRの検査結果から、SARSとはRNA (遺伝子)が違う世界になかった新型ウイルスと公式に認めたのは、 20年の1月の初旬です。この時は、政府は、動物から人にうつるもの であっても、人から人へはうつらないとしていました。この時も、更 に蔓延していたのです。 【結論】 中国での新型コロナへの感染の起点は、李文亮氏が言った2019年の 11月中旬でしょう(実際の感染は、このときすでに多数でしょう)。 ウイルスは、動物および人から人へ転移していくものだからです。 (注)人工のものが、誤って流出したという説は消えていませんが、 追加で論文を書いて、公開する人はいません。 ウイルスは完全に死滅することはなく、感染が収束しても、地上、動 物、人のどこかに潜んでいます。インフルエンザのウイルスも、常に 存在し、変異しています。大規模な感染は、季節的に起こるだけです (寒冷期が多い)。 新型コロナの感染初期と思われる、19年の11月中旬から、20年の2月 中旬まで、13週(3か月)が経っています。 2月の中旬からは、中国では武漢・湖北省(5500万人)の自宅幽閉と、 他に約4億人を対象に施した交通閉鎖と移動制限のおかげで、感染数 の増加が止まっているので、この13週を、感染数増加のピークとしま した(感染増加数の、減少の始まりがピークです)。 以上が、感染の初期から13週がピークとした、(まだ公式には検証さ れていない)理由です。 インフルエンザが平均7週で収束に向かうのは、タミフル等の有効な 治療薬があり、入院と自宅療養があって病院で治療を受ける人が増え る時期(およそ2月)に、それ以上の拡散が抑えられるからです。 新型コロナには、治療薬はまだありませんから、「患者の多いクラス ター(塊の意味)都市の閉鎖」がないと、拡散が1週に2倍で続きます。 中国の蔓延のピークと見ることができる、初期発生から13週までの期 間が、世界がもつ唯一の事例です。以上のような仮定に基づいていま すが、長くなるのでメルマガでは省略しました。 安倍首相が、この1,2週が分岐点と言い、都道府県に向かい小中高の 学校閉鎖を要請したのは、ウイルス学者から、対策をとらないで、現 在のいろいろな集会を行い続けると、毎週2倍、2倍、2倍で感染が増 えていくかもしれないと警告されたからでしょう。(非公開の対策会 議) 中国でも、1月23日からの武漢・湖北省(5500万人)を中心にして、 全土で合計4億人の、交通閉鎖、商店閉鎖、学校閉鎖、集会の閉鎖、 交通の閉鎖をして、ピークを収めているからです。 治療薬がないので、隔離、移動の禁止、都市閉鎖しか方法はありませ ん。 以上の2点を補います。2週目の計算の誤りと、ピークが13週目という ことについての、説明不足をお詫びします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【感想、ご意見をお待ちします。 中身は自由です。以下は、項目の目処です】 1.内容は、興味がもてますか? 2.理解は進みましたか? 3.疑問点やご意見はありますか? 4.その他、感想、希望テーマ等 5.差し支えない範囲で、横顔情報があると、テーマ設定と記述の際、 的確に書くための、参考になります。 気軽に送信してください。読者の方の感想は、励みと参考にもなり、 うれしく読んでいます。質問やご要望には、可能な限り回答をするか、 あとの記事・論考に反映させるよう努めます。時間の関係から返事、 回答ができないときも、全部を読み、頭に入れています。 メールの宛先:yoshida@cool-knowledge.com 購読方法と届かないことに関する問い合わせは、ここにメール → reader_yuryo@mag2.com ■1. 新規登録は、最初、無料お試しです(1か月分)。その後の解除 は自由です。2か月目から、消費税込みで660円が課金されます。 (1)『会員登録』で支払い方法とパスワードを決めた後、 (2)登録方法を案内する『受付メール』が送ってきて、 (3)その後、『購読マガジンの登録』という3段階の手順です。 【↓会員登録と解除の、方法の説明】 http://www.mag2.com/howtouse.html#regist 登録または解除は、ご自分でお願いします。 (有料版↓) http://www.mag2.com/m/P0000018.html (無料版↓) http://www.mag2.com/m/0000048497.html ■2.購読に関する問い合わせ窓口の一覧(メールで対応) http://help.mag2.com/contact.html 以上 ◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます ※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです ◎ビジネス知識源:経営の成功原理と実践原則 の配信停止はこちら ⇒ https://www.mag2.com/m/0000048497.html?l=hpt0a0092e |