安倍元首相暗殺、重大な事実
Written by admin on 2022年7月22日 – 11:00
自民党の「治安・テロ対策調査会」での、警察庁の質疑応答において、 信じられない内容の発言(証言に相当します)がありました。7月20 日に党本部で開かれ、高市早苗議員以下、多数の自民党議員参列した という。 出席していた幹事の青山繁晴議員の質問に関連し、警察庁が述べたも のです。同議員は、議事次第(ワープロ文書)に、自分で書きこんだ メモ(手書き)を示しながら、発言しています。 いくら警察庁にとって都合が悪くても、さすがに、この国会議員の公 式動画が消されることはないでしょう。ご覧になった方も、多いかも しれません。 (ぼくらの国会:青山繁晴チャンネル) https://www.youtube.com/watch?v=KU8IoN6VAfE 【調査会】 まず警察庁は、配布された警察庁と経産省の資料から、「事件の内容 の発表をそらそうとする意図」を、青山氏は感じたという。そこで、 青山議員は、犯罪の物証になる銃弾について、質問をしています。 (1)弾は左上腕から入って胸部動脈を傷つけ、心室(心室は下部。 上部は心房)に達し、それが致命傷になったという。 (注)奈良医大の蘇生医は、下部の心室にも「大きな穴があいてい た」と言っていました。 (2)警察庁の答えでは、安倍元首相の傷は「盲管銃創」であり、弾 の射出口はなかったという。盲管銃創は、弾の侵入口はあっても、出 口はないという傷です。 (注)治療に当たった医師は、銃口は左首下に2箇所、左上腕部に1箇 所、分からない傷が1箇所、合計4箇所にあったという(死亡の発表の とき:7月8日)。これが正確なら、4つの銃弾が安倍元首相に当たり、 4個の弾が体内にとどまっているはずです。 (3)ところが、この4個の弾は、4時間の治療と、6時時間かけた司法 解剖でも見つかっていないという。あり得ないことです。 治療の際に見つからなかったことは、とても少ない確率ですが、あり 得ます。その後の司法解剖は、6時間もかけて、何のために行ったの か。必ず行うX線撮影をすれば、即座に分かります。 【法医学的な司法解剖は6時間】 司法解剖は法的に死因を特定するために行うものです。体に入ったと きの射入口と弾道、そして体内の弾は重大な証拠です。 「弾はなかった」という。「盲管銃創」と明言されていますから、弾 は外部に出ていないのです。外部に出ていない弾が、体内にない。 出血が少なかった理由も、弾の小さな侵入口(約5mmという)はあっ ても、大きな傷になる出口のない「盲管銃創」だったということ整合 します。 司法解剖では、傷口と遺体の写真を撮ります。外部と内部の傷を、医 師や警察が、見逃すことはない。X撮影もします(100%:法的解剖医 の義務)。弾、弾道、銃器が犯人を特定する物証になるからです。 銃撃の道路にあった銃器は回収され、手製とされています。 未使用の銃弾も、警察は自宅の捜査から押収しているはずです。 【ケネディ暗殺】 ケネディ暗殺のときの不思議な動きをしたという弾道(これはFBIの 嘘)以上に、摩訶(まか)不思議な、事件です。国際的にも日本の 「恥」になります。日本の司法解剖と警察の、いいかげんさの証拠に なるからです。謎の銃弾と弾道だったケネディ暗殺のときは、政府で あるFBIとCIAが、嫌疑を受けています。 岩塩で作った、消える銃弾もありますが、発射のとき粉々に粉砕され るので、身体には侵入できません。人を殺すことはできない。「目く らまし」にしかならない。見かけはいい岩塩のスタンドを、ゴルフの 商品としてもらったこことがありますが、空中の湿度を吸って、ぽろ ぽろと自壊したので捨てたことがあります。プラスチックの弾なら、 体内に残ります。消えることはない。 (3)弾は解剖では発見されなかった(警察庁)。 (4)ところが、致命傷を作った弾以外に、打ち込まれた弾があり、 弾丸の形状は確認していますという(警察)。 じゃ体内に弾はあったのか。なかったのか。はっきりと、体内には発 見できなかったと警察は言っています。 【銃弾】 警察が確認した弾は、90m先の駐車場の弾痕(3か所)、統一教会支部 の外壁(6か所)、または、数量は不明ですが、道路で採取したもの 以外ではないでしょう。 このために、わざわざ、2つを大々的にTV発表したのでしょう。これ らの弾は、犯人の特定には至らない、情況証拠(たぶん・・・)にし かならないものです。 【蘇生医療と司法解剖でのミス】 警察は、明らかに、「体内の弾をなくした(紛失した)のは、医療の 不手際」と主張したい意図をもっています。 しかしこんな初歩的な、法医学の不手際はあり得ないと医師は主張す るでしょう。参加していた青山氏以外の自民党議員は、どう取ったの か? この質問をしたのは、青山氏だけという。 以上の事象が仮に事実なら、裁判では山上容疑者は、「疑わしくはあ っても無罪」になります。銃を撃った場所と弾道は不明、体内に残っ ているはずの弾丸もないからです。 医師が弾を発見できなかったという警察に、疑念があれば冷凍保存を 指示する方法はあったのです。ところが遺体は、なぜか、すぐに焼か れました。遺灰には、弾が残っているでしょうか。それは不明です。 骨を拾ったはずの、安倍昭恵さんと近親者は弾を見たのか。 調べるほど疑念が深まっていきます。今はまだ、当方の推理は述べま せん。警察の、公式の調査・発表がないからです。 【条件を欠いた国葬へ】 これがいつになるのか。国葬のあと6か月後か? こんな状態のま ま、国葬ができるのか。事件と、警察への疑念を深める国民世論は、 高まっていくでしょう。 国民は、国民の代表の、死の真相を知る権利を、もっています。発表 を伸ばせば、「警察にごまかされた。医師と警察はグルだ。背後組織 がある」という認識をもつ国民は増えるでしょう 犯行の動機に対する統一教会との関連、つまり、情況証拠の警察リー ク(山上の単独犯)だけを報じるメディアは、何やっているのか。 仮に、体内から発見された弾を誰かが隠した、あるいは、廃棄したの なら、犯人は複数犯です。複数犯なら、背後に実行組織がある事件で す。 【日本の国辱】 多数の医師と警察までが関与したとは思えないのですが・・・過失で あったにせよ、杜撰(ずさん)な警備体制と合わせ、戦後最大の「日 本の汚点」になります。 自国内でも常時、テロと暗殺を警戒している要人は、日本に来なくな るのではないか。トランプ、バイデン、プーチン、習近平、韓国の尹 錫悦(ユン・ソンニョル)大統領・・・。3人は、真相を知っている かもしれません。 世界の国賓を招き、安倍元首相の功績を讃える国葬の段どころではな い(9月27日の予定)。野党はもちろん、自民党内も、事件の調査・ 真相をめぐって党内世論が分裂していくでしょう。選挙開けの、国会 での警察庁、公安への追求は、どうなるか。 【心室の穴をめぐって】 もう一点重大なことです。蘇生治療(止血と心臓の復活)に当たった 県立奈良医大医師は、「(心臓の下部にある)心室に大きな穴が開い ていた」と記者会見で述べています。 ところが警察庁は「心臓に穴はない」と述べています。致死に至った のは、鎖骨下の動脈からの出血だという。これは検視の結果でしょう か。聞けば聞くたび二重、三重、四重に・・・疑念が深まるのです。 あの日から2週間経ちました。公安と警察庁の動きは像のように遅い。 これにも、理由があるはずです。 【国民の知る権利】 官僚に税を払っている国民は、政府・自民党が、この国を「民主主 義」というのなら、議員でなくても、調査事実の早期公開を求める権 利をもっています。メディアは、事実の検証を求め、奈良県警と奈良 医大に連日、取材に押しかけるべき時です。 名目にすぎませんが、民主主義のために、裁判は国民に公開され、一 般人による陪審員制度と、告発もできる警察審査会もあるのです。 統一教会の内情と、テロの情況証拠だけは、山のようにリークし、司 法解剖では物的証拠を発見できなかったという警察・検察は、山上容 疑者を、どんな根拠で立件するのでしょう。 2発目の発砲の直後に、倒れた安倍元首相の警護ではなく(瞬間に死 亡と直感したのか?)、二の次であるはずの、容疑者の捕獲に向かっ た動きは、要人警護という警護の目的に照らして、合理的ではない。 仮に、犯人はその場では逃がしても、警護への非難は受けないのです。 警護の不備の発表はいつか? これも8月以降でしょう。 【1月の、実弾紛失事件】 奈良県警は、2022年の1月に管内の警官がもつ拳銃の実弾5発がなくな ったとし、盗んだ疑いの署員を取り調べしていました。 ところが7月になると、弾は紛失していなかった。管理上のミスであ るとしたのです(7月15日:事件のあと)。1週間で終わる捜査に、6 か月かかっています。管理の杜撰(ずさん)さは、組織の体質でしょ う。 【今後の懸念】 今、懸念しているのは、近い未来の、山上容疑者の、留置場内での 「自死(100%闇に終わる)」です。容疑者が死ねば、捜査を打ち切 る名目は立ち、県警の重過失を示すことになる裁判もない。 1月の、実弾紛失5発という内部事件で「もともとその5発はなかっ た」とした県警なら、偽装もやりかねない。無念な山上容疑者の死を 防止するために書いておきます。悲惨な人生だった山上容疑者は、鬱 と自己処罰の動機をもっていますから、危ないのです。 【日本の官僚組織】 日本の医療、官僚、警察、公安はどうなってしまったのか。一部の統 制型の大企業とも共通します。平成になって30年余、ずっと手柄は経 営者、失敗は部下や現場です。記者会見では、事実は言わず、「ご迷 惑をかけました」と詫びるだけしかしない。 調査することが自分の責任と言って、馴れ合いの第三者委員会を立ち 上げ、わずかな減給はしても、調査のためと地位にはとどまる。不作 為の原発事故の東電が、無責任な対応の典型でした。この国からは武 士道の精神は消えました。武士道は、もともと、架空のものだったの か。 【後記】 8%台から9%台のインフレ対応として、欧州ユーロは0.5%利上げし、 FRBは今月0.75%、9月にも0.75%利上げる予定です。 ところが日銀は「金融緩和を続け、10年債の金利0.25%が上限の イールドカーブ・コントロールを続ける」という。インフレが2%を 越えて高まっても、近い将来の利上げは全くないとする頑迷さです。 金利を含むドルと円の通貨レート・株価・債券価格・金価格・金融・ 経済の問題は、水曜日の正刊に書きます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【読者アンケートの、項目のメド】 1.内容は、興味がもてますか? 2.理解は進みましたか? 3.疑問点やご意見はありますか? 4.その他、感想、希望テーマ等 5.差し支えない範囲で、横顔情報があると、テーマ設定と記述の際的 確に書くための、参考になります。 気軽に送信してください。感想は、励みと参考にもなり、うれしく読 んでいます。質問やご要望には可能なかぎり回答をするか、あとの記 事・論考に反映させるよう努めます。返事や回答ができないときも全 部を読み、頭にいれています。 著者のメールアドレス:yoshida@cool-knowledge.com 購読方法と届かないことに関する問い合わせは、ここにメール(↓)。 配送の管理は、著者ではなく配信サイトの「まぐまぐ」が行っていま す。著者は、どこに配信されたか、分からない仕組みです。 reader_yuryo@mag2.com ■1. 新規登録は、最初、無料お試しです(1か月分)。その後の解除 は自由です。2か月目から、消費税込みで660円が課金されます。 (1)『会員登録』で支払い方法とパスワードを決めたあと、 (2)登録方法を案内する『受付メール』が送ってきて、 (3)その後、『購読マガジンの登録』という、安全のための2段階の 手順です。 【↓まぐまぐへの会員登録と解除の、方法の説明】 http://www.mag2.com/howtouse.html#RSegist 登録または解除は、ご自分でお願いします。 著者は、登録、解除を行うことができません。 (有料版↓) http://www.mag2.com/m/P0000018.html (無料版↓) http://www.mag2.com/m/0000048497.html ■2.購読に関する問い合わせ窓口 (まぐまぐの事務局がメールで対応します)。 http://help.mag2.com/contact.html ・・・以上 ◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます ※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです ◎ビジネス知識源:経営の成功原理と実践原則 の配信停止はこちら ⇒ https://www.mag2.com/m/0000048497.html?l=hpt0a0092e |